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イギリス ゲイ事情


イギリスでは昨年12月に同性愛者同士の結婚を認める法律が施行されました

イギリスを代表する歌手のエルトン・ジョンさんが長年のパートナーと
真っ先に結婚式を挙げたのが まだ記憶に新しいと思います

一説によると ロンドンのゲイ人口は約50万人
ロンドン全体の人口720万人から考えると かなりの割合です


同性愛者にとってロンドンは暮らし易い街のようです


ほとんどのゲイの方々は美意識が高く おしゃれ
また知的な方も多いです



私の周りにも同性愛者はけっこういます


まずは ウチのマネージャーの「オカマ」
彼には「ハズバンド」がいるので、どうやら 彼が女房役です

英語に男性言葉や女性言葉はありませんが
彼が話す言葉を日本語に訳すときは どうしても「おネエ」調になってしまいます
ヘ(≧▽≦ヘ) きゃーーん♪




そして 同じお店にいた 年配のBさん
この方 立派なイギリス男性ですが
私の同僚のNちゃん、働き始めて1ヶ月Bさんの性別が分からなかったそうです

なんか性別を超えた感じ?そして性格は「オバタリアン」
(この言葉死語でしょうか?どなたか 教えて!!)
m(* ̄~ ̄)moOO グゥグゥ




以前同じ学校に通っていた イスラエル人の Rちゃん
彼女はイギリス人女性と 事実婚をしていました

その当時は同姓愛者の結婚は認められていなかったため
「パートナー・ビザ」という特殊なビザを発給してもらい
内縁の夫婦(婦婦?)になったのです




そして 私の記憶に一番残っているのは スペイン人のAちゃん

彼女はまるで男性のような服装に短い髪、お化粧もまるでせず
ちょっと見ただけでは 男の子に見えました

たまたま同じクラスだったこともあり 私と彼女は仲良くなりました

ある日学校帰りに お茶でもしましょう!と マーケットやお店がたくさんの
コヴェント・ガーデンへ2人で行った時のことです

なんで そういう話になったか わすれましたが

彼女が突然





「私、レズビアンなの・・・・・・・・」


と告白したのです





正直 ビックリしました
心臓がドキドキしていたのを 今でも覚えています




「あ・・・・あっそう・・・・そうなんだ・・・」

頭の中が真っ白で、気の利いたセリフが何も出てきません


彼女はこう言いました

「私はスペインにいる時は 特別だったけど、ロンドンでは普通でいられる

ここでは同姓愛者でも受け入れてもらえるのよ」



彼女はスペインにいる時に お母様に自分がレズビアンであることを
伝えたそうです





その時 彼女のお母様が言った言葉は






「病院に行け」

の一言だったそうです



Aちゃんは自分の国では生きていく事が苦しくて ロンドンに来ました

Aちゃんみたいな人は たくさんいると思います

今はもう連絡が取れませんが Aちゃんが幸せである事を願います




ロンドンは皆が外国人、皆が違って当たり前
そんな懐の深い所もあります



しかし一方 この国には Homophobia(ホモ・フォビア=同姓愛嫌い)の
人々も結構います

去年Zuppinaの住む地区の公園で 
同姓愛者の青年が2人の男に殺害されました
犯人は 同性愛者を嫌う若者でした


お互いの違いを認め 尊重し合えたら
こんな 悲しい事は起きないのですが・・・・


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by zuppinalondon | 2006-04-01 09:31 | イギリス文化?